とうやの由来
「とうや」は北海道農業試験場で育成されたじゃがいもで、1995年(平成7年)に品種登録されています。病気に強い「R392-50」と「WB77025-2」を掛け合わせて選抜・育成を行い、1992年(平成4年)に命名されました。名前の由来は北海道の道南地方にある洞爺湖(とうやこ)から取っています。
とうやの花は白色で、いもの形は球形。皮は黄褐色でやや粗く、肉色は黄色です。肉質はやや粘質で煮崩れしにくく、目が少なくて浅いので皮をむきやすいのも特徴。加工用としても利用されています。
ほかの品種よりも早く収穫できる早生種で、休眠期間はやや長め。また、いもがやや大きくて揃いがよく、大きくなっても中に空洞ができにくいのもポイントです。ほぼ周年出回っていますが、旬は秋頃。主産地の北海道では奨励品種に指定されています。